2012年3月24日時点でのAndroidアプリ開発環境構築手順です。
昔は環境変数を自分で編集する必要があったみたいですが、今は全部自動でできます。
自分用に手順をメモっておきます。
r17にバージョンアップすることでエラーが起きる人のr16への戻し方
既にAndroid開発環境を作っている人は、Android SDKをr17にすることで、既存のプロジェクトにエラーが起きることもあるようです。
r17にすることでエラーが起きるようになった人は、この手順でr16に戻しましょう。
Android SDK Tools r17にしたらビルドエラーになるのでr16に戻した時のメモ
JavaとEclipseのインストール
MergeDoc ProjectのAll in One Eclipseを使えば、JavaもEclipseもクリックだけでインストール終了です。このEclipseにはJava開発に必要なプラグインも最初から揃ってます。
Eclipseのことがよく分からない場合はこれを使っておけばまず間違いはないです。
最新版をダウンロードしてください。現時点ではEclipse 3.7 Indigo Pleiades All in Oneが最新です。
Java > Full All in One (JRE あり)を選んでください。
ADTのインストール
ADTは、Android SDKとEclipseを連携させるために必須のツールです。
Eclipseのヘルプ > 新規ソフトウェアのインストールから、作業対象にこの↓URLを入力して、表示された4つのプラグインを全部インストールしてください。
ADTのインストール先URL
http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
たぶんこの4つをインストールすることになるはずです。
- Android DDMS
- Android 開発ツール
- Android Hierarchy Viewer
- Android Traceview
途中でAndroid SDKの最新版をインストールしていいか聞かれるので、OKを押してください。
Android SDKのインストール
Android SDKの最新版はADTをインストールする過程で既にインストールされています。
さらに追加で、自分が開発したいAndroidのバージョンに合わせたSDKをインストールしてください。
Eclipseのツールバーの「Android SDKマネージャーを開く」をクリックして、欲しいものにチェックを入れるだけです。
さらに、Android SDK r17からの高速化されたAndroidエミュレータを使うには、
- Android 2.3.3 > SDK Platform
- Android 2.3.3 > Intel Atom x86 System Image
- Extras > Intel Hardware Accelerated Execution Manager
をインストールしてください。現時点ではバージョン2.3.3でしか高速化されたエミュレータは使えないようです。
Intel HAXMのインストール
高速化されたエミュレータを使うためにインストール必須です。
Android SDKをインストールしたフォルダの下の、
extras/intel/Hardware_Accelerated_Execution_Manager/IntelHAXM.exe
を実行すればインストールできます。
Android仮想デバイス(AVD)の作成
通常の手順とほとんど同じです。違うのは、ターゲットを、「Intel Atom x86~」にする点だけです。
高速化されたエミュレータが有効な状態でAVDを起動すると、AVDのコンソールに下記のように表示されます。
「HAX is working and emulator runs in fast virt mode」表示されない場合はどこかの手順が間違っているのだと思います。
作成するAndroidアプリの対象とするバージョンは、「Intel Atom x86~」を選ばなくて大丈夫です。
と言っても現時点ではAndroid 2.3.3しか高速化されたエミュレータを使えない気がしますけど。
まとめ
Android SDK r17からの、高速化されたAndroidエミュレータを使うための手順を開設しました。
ご意見・ご感想・間違い箇所の指摘がありましたら、@ts_3156まで何でもご連絡ください(^_^)ノ