re:Work - Guide: 履歴書をレビューする

2015年12月05 01時16分

re:Work - Guide: 履歴書をレビューする

Googleが公開しているre:Work - Guide: Review resumesのざっくり翻訳です。

ざっくりなので、ところどころ意訳があります。また、翻訳の間違いがある可能性もあります。正確な情報を知りたい場合は原文をご確認ください。

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履歴書をレビューする

募集要件を満たしているか、経歴が首尾一貫しているか、会社にどのようなインパクトを与えるかを適切に審査することで、候補者に合った職種を判断し、より良い採用の決断をすることができるようになります。

イントロダクション

re:Work - Guide: Review resumes > Introduction

求職者が履歴書を書き、採用マネージャーがレビューする、これは世界中のどこでも行われています。履歴書の目的は、書類選考を通過し面接に進むことです。たった一枚の履歴書で潜在的な候補者を判断することはとても難しい一方で、履歴書を効果的に使うことで、たくさんの応募者を効率的に比較し、将来性のある候補者を見付ける手助けとすることもできます。グーグルの履歴書審査チームは、素晴らしい才能を見付けるために、世界中から送られてくるおよそ300万通の履歴書を毎年レビューしています。

履歴書は、才能を見付けるための手段としては確かに不完全です。無意識の偏見を持ってしまう余地がたくさんあります。ある研究では、履歴書に書かれたあらゆる要素、名前・住所・学歴・前職・人種・両親の職業・経済的地位、などが、無意識のうちに候補者の期待値と評価に影響を及ぼすという結果がでています。また、時間に追われている状況であることが、無意識のうちに評価に影響を与えていることもあります。それゆえに、体系化され、首尾一貫した履歴書のレビューを行うことは、適切なレビュー結果を得るための大事な要素となります。

※このページにでてくる、「履歴書」は、履歴書と職務経歴書の両方の意味を含みます。

一貫性とインパクトを審査する

re:Work - Guide: Review resumes > Screen for consistency and impact

履歴書を最初にレビューする時、グーグルでは下記の項目をチェックします。

・細部まで洗練された内容となっているか：履歴書の細部をチェックすることは、候補者が細部まで注意を払える人物であるかをチェックする良い方法です。

・定量的なインパクト、貢献、達成事項が記載されているか：グーグルは、売上の増加、特許、アカデミックな賞のような、測定ができて決定的な経験を好みます。

・明快な職業経歴：これまでに候補者が経験してきた職業を知ることは非常に役に立ちます。ただし、空白期間を悪く評価すべきではありません。ある研究では、たとえどんなに短い空白期間であったとしても、候補者は不公平な評価を受けてしまうという結果がでています。

募集要件を満たしているかレビューする

re:Work - Guide: Review resumes > Review for qualifications

履歴書のレビュープロセスは、最初の応募を受け取るずっと前から始まっています。募集要項を作り、必須要件と推奨要件を書く段階からです。

・必須要件とは、その募集職種に応募する候補者が必ず満たしているべきな基本的な要素のことです。(例：学位、業務経験)

・推奨要件とは、候補者が満たしていることが望ましい要素です。必須要件よりは定性的な書き方になることが多いです。(例：熟練した説得力のあるコミュニケーション能力、ティーチング経験)

事前に作成した募集要件を利用することで、応募者のレビューをより効率的に、より公平に、より綿密なものにすることができます。しっかりした基準で選考することで、募集要件を満たさない応募者、必須要件は満たしている応募者、推奨要件まで満たしている応募者を簡単に区別することができるようになります。

候補者を適切な職種で選考する

re:Work - Guide: Review resumes > Match the right candidate with the right role

履歴書をレビューする時、グーグルでは、社内で募集している似た職種での可能性も検討するようにしています。もし、あなたがたくさんの似た職種を同時に募集しているのであれば、候補者は自分のスキルと経験にもっとも合った職種がどれか分からないかもしれません。候補者が複数の職種に申し込めるような対策をしてあげてください。